菊池十八外城を続けます。
掛幕城は柏氏代々の居城で、阿蘇・日田方面へ備えた城とされます。
「城床」という地名と、堀切らしきものがありますが、城郭大系は「城らしくない城」と言い切っており、砦跡だろうとしています。『菊池市の文化財』もそれに倣っている感じです。
これが「城床」で、城趾碑が埋もれています。草が刈られていれば、下のように簡単に見つかりますが…。
城郭大系には眺望が遠くまで可能とありましたが、現在はご覧の通り藪で眺望は期待できません。「城床」は城郭大系にあるように、加工の痕跡は確かに見つかりませんでした。
これが「城床」に入る直前に出くわす堀切で、「城の堀」と現地の人は呼ぶそうです。現地の人と言っても、周囲に人の住んでいる気配はありませんが…。
これが「城床」をぐるりと120m走っているのですが、無駄に長い気がします。城へのアクセスは2通りほど確認できましたが、その一つはこの堀切を道として使用します。
【文献】
『菊池風土記』
『城郭大系』
『菊池市の文化財』
【掛幕城】
菊池市原 北側の鉄塔付近に駐車可能。
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