閑話休題です。
肥前島原の水月山円通寺で死去した大智の遺骨は四分されました。
うち3つは九州で、菊池武重公に招かれて入った
聖護寺、菊池武澄公に招かれて入った
広福寺(石貫の寺)、肥前家の所領で死去の地でもある
円通寺。いずれも九州です。
そして残りの一つが加賀の
獅子山祇陀寺とのことです。
ここは元から戻った大智が開いたお寺です。現地では1326年開基とあります。
ただし、墓碑がどこにあるかはわかりませんでした。狭い敷地を結構な時間掛けて探索したのですが…。見つけることができたのは
これぐらいでした…。いったいどこにいるんだ大智。
なお、大智は死に際して弟子の面山瑞方和尚に「俺の記録は全部焼け」と遺言したらしく、すべての語録を焼かせています。もちろん、菊池宗家に相手にされなくなったから拗ねたわけではないと思います。
【文献】
菊池市史
【獅子山祇陀寺】
金沢市十一屋町 Pなし
PR
COMMENT