経隆公祭神の神社その3は、菊池市下河原にある天神平今宮神社です。
阿蘇品保夫氏の『菊池一族』で下河原にあることはわかったのですが、全く見当がつかずに困っていたところ、菊池観光物産館でたまたまお会いした中原英さんに連れて行っていただきました。
中原さんは、これ以外にも所在が分からず困っていた神社まで複数連れて行っていただいた恩人です。次回から菊池に来るときはいつでも家に泊まっても良いとまで言っていただいたのですが、残念ながらその後まだお会いする機会がありません。
さて天神平今宮神社ですが、案内も鳥居なく、道路から見てもご覧の通り非常にわかりにくいです。
接近してみると、なるほど『菊池一族』の写真と同じです。
中には男女の神像が2体安置されています。
実はこの場所、中原さんもすぐに頭に浮かんだわけではありませんでした。最初はわからなかったものの、東竜徳氏の「河原史」に記述があったことを思い出し、ご自宅までご一緒して「河原史」を読んで所在を突き止めたのです。
東竜徳氏は中原さんとも、菊池関係の書籍を多く残している堤克彦氏とも親交があった、私と歳の近い郷土史を志していた方のようで、残念ながら若くしてお亡くなりになったとのことです。
ご存命だったら、歳も近いし、一緒に史跡巡り(私は後からついていくだけ)できたかもしれないと思うと、残念です。
【文献】
阿蘇品保夫『菊池一族』
東竜徳「河原史」
【天神平今宮神社】
菊池市下河原 Pなしも道路は広く車の往来が少ないので路駐可能か
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