菊池五山最後は、九儀山大琳寺です。東西南北の四山の中心に位置しています。開基年月や由来は不明です。
現在も地名、交差点に大琳寺の名前が残っていますが、かつて寺は現在地の東(菊池風土記)か南(堤克彦氏)の「古堂」に立っていたらしく、菊地氏が滅亡した後も大友宗麟が住職を任じているのですが、いつ無住寺になったかは不明です。「古堂」がどこか字名を探してみたのですが、よくわかりませんでした。
1755年8月24日の大風で堂舎が吹き倒れたため、現在地に移りました。
ごらんのとおり民家に隣接したひっそりとした佇まいです。
元の本尊は大日如来だったそうですが、現在は観音菩薩が祀られています。
【文献】
堤克彦『郷土史譚100話 菊池』
『菊池風土記』
【九儀山大琳寺】
菊地氏大琳寺 目の前に駐車スペースあり
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