前回の「
清水=やけ」に引き続き、菊池の難読地名紹介です。
今回の難読地名は…
神来 です。
堤克彦氏によると、これは難読地名の中でも横綱格らしいですから、初めてでこれを一発で読める人はまずいないでしょう(答えは最後に)。
さて神来は字名として残っているのみで、この地の住所は現在「菊池市野間口」になっているのですが、神来貴船神社がたっています。
屋根には並び鷹の羽、土台の石には違い鷹の羽紋がみえます。
この神社は、初代菊池則隆公が京都の貴船神社の末社として1072年に勧請したとのことです。北を流れる迫間川流域の開発をスムーズに進めるために勧請されたのではないかと堤氏は分析しています。
さて、神来の読みの答えです。
正解は「おとど」でした。由来については堤氏が詳しく考察なさっていますので、そちらをご覧下さい。
【文献】
堤克彦『郷土史譚100話 菊池』
【神来貴船神社】
菊池市野間口
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